- 国家一般職が激務と言われている理由は、本省採用があるから。
- 国家一般職がやめとけと言われている理由は、転勤が多い割に給料が低いから。
- 国家一般職が受かりやすいと言われている理由は、採用人数が多いから。
本記事では、国家一般職に興味がある方に向けて、国家一般職はなぜ激務、やめとけ、受かりやすいと言われるのかなどについて解説します。
国家一般職への就職を考えている方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
国家一般職は激務、やめとけ、受かりやすいと言われる理由
国家一般職が激務、やめとけ、受かりやすいと言われる理由は以下の4つだと言われています。
- 本省採用になると激務だから
- 転勤が多い割に給料が低いからやめとけ
- 採用人数が多いから受かりやすい
それぞれ詳しく見てみましょう。
本省採用になると激務だから
国家一般職の採用は、霞が関の本省採用と各地方出先機関で採用が分かれています。
本省採用は東京で働くことができるだけでなく、給料も出先機関より高くなっています。
また、国の中枢なので業務自体も出先機関よりも規模が大きく、やりがいがあります。
一方で、各省庁の本省は仕事量が多く、長時間労働が横行しており不夜城と呼ばれているほどです。
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また、国家一般職で本省に入っても出世しにくくなっています。
いわゆるキャリア官僚と呼ばれる国家総合職は40歳くらいで課長になるキャリアパスであるのに対して、国家一般職の場合は定年間際でも課長補佐止まりの人も多くいます。
そのため、国家一般職の本省採用は、激務だし、出世もしにくいという状況にあるのです。
以下「本省採用になると激務だから」に関するSNS上での口コミ・評判です。
転勤が多い割に給料が低いからやめとけ
国家一般職の場合、地方出先機関で採用になっても数年に1回の転勤が付いてきます。
基本的に市役所であれば市内、県庁であれば県内のみなので比較的狭い範囲のみ転勤です。
一方で、国家一般職の地方出先機関の管轄エリアは「九州」や「中国地方」などと範囲が広く、この管轄内で転勤することが多いです。
そのため、場合によっては単身赴任をしないといけないこともあり、「公務員なのに県外転勤が多い」と嘆く人もいるそうです。
また、そのような環境の割には国家一般職の給料はそれほど高くないです。
公務員の給料は、基本的に従業員50人以上の民間企業の平均を基準に決定されています。
言い換えれば、公務員の給料は零細企業や非正規雇用者を除いた給料の平均値ということです。
この平均値は、国が出す「人事院勧告」で決定され、国家一般職も基本的には「人事院勧告」に準じています。
国家一般職のモデルの給料は以下のとおりとなっています。
年代 | 平均年収(高卒) | 平均年収(大卒) |
---|---|---|
20代 | 約3,717,491円 | 約4,324,334円 |
30代 | 約5,454,492円 | 約6,112,124円 |
40代 | 約7,058,786円 | 約7,945,867円 |
50代 | 約7,996,533円 | 約8,390,167円 |
人によっては「貰いすぎ」という人もいるかもしれませんが、年収なので手取りで換算すると50代の大卒でも650万円程度です。
特に、若手の時は給料が低く、ボーナスを考えなければ、手取りが20万円を超えないという事例も多くあります。
一概に、給料が低いということは言えませんが、転勤が多いという割には給料が低いように思えます。
以下「転勤が多い割に給料が低いから」に関するSNS上での口コミ・評判です。
採用人数が多いから受かりやすい
国家一般職は採用人数が多いので受かりやすいと言われています。
近年、組織の若返りや災害への対応を目的に、各省庁とも国会一般職の採用人数を増やしている傾向にあります。
省庁によっては、採用人数を数年前よりも倍に増やしているところもあり、「とにかく国家公務員になりたい」という人にとっては受かりやすいと言えるでしょう。
例えば、直近(2023年度)の国家一般職の試験の倍率は3.2倍で、過去最低の倍率になっています。
また、国家一般職は市役所や県庁と比較して、面接が重要視されていないため、筆記試験さえ突破できれば最終合格しやすくなっています。
しかしながら、安易に受かりやすいからという理由だけで仕事を就職先を選ぶのではなく、実際に自分がやりたいことをイメージすることが大事です。
以下「採用人数が多いから受かりやすい」に関するSNS上での口コミ・評判です。
国家一般職は激務?やめとけ?受かりやすい?のまとめ
国家一般職は激務?やめとけ?受かりやすい?と言われる理由は以下の3つでした。
- 本省採用になると激務だから
- 転勤が多い割に給料が低いからやめとけ
- 採用人数が多いから受かりやすい
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